
これは、フリーのコンサルである僕が、業務改善に失敗して契約を打ち切られて鬱になっていった失敗経験を記事にしたものです。
- 人と関わるコンサル業務をしていて連絡の取り合いが億劫になった。
- 業務改善のため自動化してどうにか仕事効率化を図れないかと思ってきた。
このように思っている人が、”失敗しないために”この記事を読んで欲しいです。
特に、コンサル型ビジネスを個人で行っていて、”業務改善のため自動化しよう”と考えている人には非常に参考になると思います。
僕のこの業務改善の失敗経験は、
- 仕事が怖くなってきた
- 一人で業務をこなす限界が見えてきた
と心のどこかで思い始めた人の悩みを解決するのに役立つはずです。
今あなたがコンサルをしているのならば、契約を打ち切られて失敗しないための役立つ学びがあると思います。
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- 仕事の自動化による業務改善は諸刃の剣。
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- 連絡手段などのルールを明確に決めておくこと。
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- 全てに手を出すのではなく、一点集中を繰り返す。
この記事を書いた人

Contents
業務改善を加速させたコンサルが失敗して鬱になった経験談
僕は5年前の5月ごろから、アフィリエイトというネットを通じて商品やサービスを紹介して”紹介料”を貰うものに挑戦しました。
3年前からアフィリノウハウを使いコンサル業務を始める。
独学でプログラミングやSEO等といった専門知識を学び、なんとか2年後には月収は50万円を超えることに成功。
そのノウハウと経験を活かし、人にネットでの集客や収益化を教えるコンサル業務を始めました。
最初は全然生徒さんはいませんでしたが、3か月目を超えたあたりから生徒さんがドンドン増えていきました。
そしてSEO対策や収益化を教える実力を買われ、人脈伝いで企業さんのWEB担当者へのコンサル業務も任されるようになっていきました。
この時の僕は、まさに有頂天といったところです。
- 買いたいものが出来たら躊躇なく購入。
- SEO対策を教えるために東京へ足を運べば、ご馳走もしてもらえて交通費まで貰える。
コンサル生徒さん激増,LINEが常に鳴り響く。
そんな中、人脈が人脈を呼び、コンサル生徒さんがどんどん増えていきました。
単発でのコンサル業務も舞い込み、個人のコンサル生徒さんは30名を超え。
8社とのSEOコンサル契約を結び、人から必要とされまくる毎日を送ることとなりました。
しかし、そうなってくると大変になってくるのが、連絡です。
僕は個人の生徒さんも企業のWEB担当者様も、全て同じスマホのLINEで管理していました。
そのLINEの通知が常に鳴り響いているような状態でした。
酷い時には深夜の1時に電話がかかってきて…
こんなやり取りもありました。
こうなって来ると、次第にLINEを開きたくなくなってきます。
LINEの返信も、業務連絡も、だんだんと苦痛になっているのを感じていました。
業務を自動化で改善してLINEの恐怖から逃れようとした。
- 時間がない。
- LINEがうるさい。
とにかくそればかり考えていた当時の僕は、業務を全て自動化しようと挑戦します。
実は独学でプログラミングも学んでおり、PHP,JavaScript,VBA等の辺りをいじれます。
- 仕事依頼はもっと受けたい。でも時間は足りない。
- コンサル業務でレポートは作らなければいけない。でも時間は足りない。
そんな思いから、なんと自分で”業務改善のための自動化ツール”を作ってしまいました。
SEOレポートの作成等は”半自動化状態”となりました。
こうなってくるとまた僕は有頂天になります。
そうです、また新たなビジネスへ着手しようと思ってしまうわけです。
こうして僕は、コンサルの業務連絡や提出レポートを半自動化し、手当たり次第にビジネスに手を出す馬鹿野郎となっていきました。
コンサル失格。ビジネスも失敗。業務改善失敗。
結果は悲惨なものです。
コンサル契約を2社打ち切られ、個人の生徒さんも10人ほど減っていきました。
理由は簡単です。僕の対応です。
- 業務を自動化して作った資料も、専門知識がない人には読めないクオリティ。
- LINEを開くことが嫌になってしまい、返信が遅くなり不信感を持たれ打ち切り。
こんなところです。おまけに手を出したビジネスも上手くいかず、赤字で終わりました。
企業さんからも、個人のお客様からもクレームのメール。
こうして僕は、多数のお客様の信頼を失っていきました。
業務改善のため自動化を図ったコンサルの失敗から学べる3つのこと
では、前述した僕の業務改善失敗例から得た「学びや気付き」をお伝えしたいと思います。
- 仕事の自動化による業務改善は諸刃の剣。
- 連絡手段などのルールを明確に決めておくこと。
- 全てに手を出すのではなく、一転集中を繰り返す。
こちらですね。
1つ1つ解説していこうと思います。
仕事の自動化による業務改善は諸刃の剣。
まず、仕事における業務の自動化は”やりすぎてはいけない”ということです。
業務の改善を図ることはとても大切なこと。
でもその目的は、「お客様の満足度を高める」ことでなくてはならなかったんです。
事実、僕がコンサル契約を打ち切られた理由の1つに「機械的なやり取りやアドバイスばかりで、人と人のやり取りが無くなったから」というものがありました。
人は、その商品だけにお金を支払うのではないのです。
それを取り巻くすべての対応やサービスにお金を支払っているんです。
それを忘れて、自分のやりたい事だけに注力して業務改善のために自動化した僕は、とても愚か者でした。
連絡手段などのルールを明確に決めておくこと。
LINEで全てのお客様と24時間連絡を取り合うのは不可能です。
しっかりと、事前にルールを取り決めていればこんな事態にはならなかったのかなと思います。
例えば、
- 平日の9時~17時まで業務連絡が可能。
- 返信のタイミングは朝昼夜の1日3回。
- LINEは通話のみで業務連絡はメールで行う。
などのルールをしっかりと決めておくと良いです。
「いつでも何処でも対応します」と言ってしまうと、深夜でも電話が鳴り響きます。
結果的にLINEの通知音にビビるようになってしまい、若干鬱状態になってしまった今だから思います。
便利なサービスは、使い方を誤れば自らを滅ぼすこととなります。
ルールをしっかりと決め、自分もお客様も満足できる業務連絡の方法を確立しましょう。
全てに手を出すのではなく、一点集中を繰り返す。
「やりたい事」を全て実現したいと思い、時間の計算も何もせずに着手すると全てに対して雑になります。
野心や行動力は大切だと思います。
しかし、僕は一人で働いています。
一人で出来るタスク量には、いくら何でも限界があります。
複数のタスクをこなしたいならば、「一点集中してタスク処理する」ことを繰り返すしかありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
業務改善の失敗例から得られる「学びや気付き」は以下の3つ。
- 仕事の自動化による業務改善は諸刃の剣。
- 連絡手段などのルールを明確に決めておくこと。
- 全てに手を出すのではなく、一転集中を繰り返す。
「仕事が怖い、一人に限界が見えてきた。」
そう思っているコンサルをしている方は、僕の業務改善の失敗例を参考にしてみてはいかがでしょうか?