
これは、私が5年間ブラック企業に勤め、精神的に病んで退職した人生経験を記事にしたものです。
- ブラック企業だと気付いているが辞めると言い出せない
- 役職がついて、辞めるに辞めれない
そんな人に見ていただきたいです。
特に、長く勤めているけどこのまま働いていても希望が見えないと感じている人に読んでほしい内容です。
- やりたい事が見付からなくて退職できない
- 次の就職先を見つける時間がない
こんなことを考えている方には、私の人生経験は参考になるのではないでしょうか。
今、あなたがブラック企業に勤めていて、毎日がツラいと思っているのなら、転職を考える良いきっかけになると思います。
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- 自分がいなくても何とかなると信じる
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- 会社の要求を全て受け入れる必要はない
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- 過度な責任感は自分を追い詰める
まずは、私の経験談から話していきたいと思います。
この記事を書いた人

Contents
ブラック企業に勤めて精神的に病んでしまった経験談
当時私は22歳。アパレル店員として働いて4年がたっていました。
会社のルールに疑問。常に退職を考えていた
私は副店長として勤めていましたが、会社に疑問を持つようになっていました。
- 有給が使えない。使うとボーナスが減る。
- 年末年始は強制的に8〜10連勤
- 残業確実のシフト回し
ただ、他にやりたいこともなく、職場の人間関係も良好なことから、なかなか退職に踏み切れずにいました。
断りきれず遠い長野へ転勤
常に退職したいと考えていたある日、営業時間後に上司に声をかけられました。
人事異動の話でした。
人員不足のため、1年間の期間限定で長野に行ってほしいと頼みこまれたのです。
私はすごく嫌でしたが、どうしても断れず、受け入れてしまいました。
こうして私は地元・茨城県から、遠く長野県へと転勤することになったのです。
人員不足のせいで、毎日フル出勤
長野で働き始めた私ですが、想像以上の労働条件の過酷さにどんどん体がついていかなくなります。
- 毎日8:30〜22:00での勤務
- 人員不足のため16:00からは1人体制で、トイレに行けず膀胱炎
- 休憩中に自分のお客様が来たら店から呼び出し
- 休みの日は上司から仕事についての電話
- バイトの子が出れなくなれば休日出勤
売上ノルマを達成しなくてはいけないプレッシャーや、さばききれない納品、終わらない書類・・・。
寝ても覚めても仕事のことを考え、毎日頭痛に襲われていました。
仕事に対する意欲はなくなっていたのですが、自分がいなくなってしまうとお店が営業できなくなるため、責任感だけで働く日々。
さらに、長野で一人暮らしを始めたため、家族や仲の良い友達とも離れており心の支えはない状態でした。
まともに食事をとる時間もなく、体重は2ヶ月で5キロ減り、体が悲鳴をあげているのを感じました。
ただただ早く時間が過ぎることを願っていました。
そんな時、母が長野まで遊びに来てくれることに。
久しぶりに会った母は、私のことを見るなり、
その時、私は自然と涙がこぼれてきて、初めて自分が体力だけではなく精神的に追い詰められていたことに気付いたのです。
母から見ると、顔色が悪く目も虚ろだったそうです。
「気が付かないほど疲れ切っていたのか」と、改めて思い知らされました。
それと同時に、これ以上働いていたらまずいかもしれないと感じ、私は退職を決意しました。
退職すると上司に伝え、気持ちが一気に楽になった
後日、上司に退職する旨を伝えると案の定引き止められました。
さらには東京の本社人事部からも説得に来たのです。
しかし、これ以上ここで働き続けると自分がおかしくなってしまうと思っていたので、強い気持ちで退職を押し切りました。
そして、丸5年勤めた会社を退職。
新しい仕事なんてもちろん決まっていませんでしたが、実家に帰る事が出来て、心の底からホッとしたのです。
それ以降、責任を伴う仕事に恐怖を覚え、正社員で働くことをやめました。
私はこの選択は今でも間違っていなかったと思います。
ブラック企業を退職した経験から学べる3つのこと
私の人生経験から得られる「気付きと学び」は、
- 自分がいなくても何とかなると信じる
- 会社の要求を全て受け入れる必要はない
- 過度な責任感は自分を追い詰める
こちらを解説していきます。
自分がいなくても何とかなると信じる
私が仕事を辞められなかった最大の理由は、人員不足。
とにかく自分がいないと営業できない状態だったからです。
ですが、そもそも1人がいなくなって回らなくなるのを放置しているっておかしいと思いませんか?
あなたが辞めて会社が回らないのはあなたのせいではありません。
会社側の責任だということに気付いてください。
そして、あなたがいなくなってもどうにかするのは会社です。必ず会社がどうにかしますので、安心して退職してください。
会社の要求を全て受け入れる必要ない
私はもともと頼まれるとNOと言えないタイプで、長野行きも渋々受け入れてしまいました。
会社の言うことは断れないと思っていたからです。
ですが、辞めてから思ったことは、もしあの時きちんと断れていたらもっと円満に退職できていたんだろうなということです。
私の意志が弱かったことで精神的に苦しくなってしまったので、自分が嫌だと感じたら断る勇気を持つ事が大切だと感じました。
過度な責任感は自分を追い詰める
私は副店長ということもあり、無駄に責任感を持ちすぎていました。
その結果、誰にも相談できずに仕事を抱えすぎたのです。
ある程度の責任感はもちろん必要ですが、過度な責任感はどんどん自分を苦しめていきます。
無理なことは無理だと認め、周りの人に助けを求めましょう。
まとめ
いかがしょうか?
私の人生経験から得られる「気付きと学び」は以下の3つです。
- 自分がいなくても何とかなると信じる
- 会社の要求を全て受け入れる必要はない
- 過度な責任感は自分を追い詰める
ブラック企業に勤めているのであれば、この記事を読んで前向きに転職を考えてみてください。