
これは、求人の”アットホームな職場”に惹かれて入社した僕が、会社選びに失敗した人生経験を記事にしたものです。
- 求人でアットホームを推している企業はブラックなのか。
- アットホームな職場は人間関係が良いのか気になる。
そんな方に、この記事を読んでいただきたいです。
特に、転職活動中でアットホームを推している企業の真実が知りたいという方には非常に参考になると思います。
僕のこの人生経験は、
- 職場環境が売りの企業に応募したいけど迷っている
- アットホームな職場って、実際どうなの?
と思っている人の悩みを解決するのに役立つはずです。
求人広告の「アットホーム」という言葉は確かに魅力的ですが、応募前に一度冷静になって考える良いきっかけになると思います。
- アットホームを売りにしている企業は社長のワンマン
- プライベートのことも過剰に干渉してくる
- 求人を出す時に職場のアピールポイントがない
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Contents
アットホームな職場が売りなのに、居心地の悪さに悩み続けている体験談
これは、求人の"アットホームな職場"に惹かれて入社した僕が、会社独自のルールにブラック企業感を抱きながら働いた体験談です。
入社当初は求人通り"アットホーム"と感じた
僕は20代で転職を何回か経験していました。
どの職場も程良い緊張感があり、目標達成や実績を出すために、常に仕事に集中していました。
しかし、アットホームな職場に転職してからはイメージが一変。
仕事以外の雑談が多く、和気藹々とした話しやすい環境で、自分はホワイト企業に入れたとすら感じていました。
- 和気藹々としていて本当にアットホームな会社
- たまの雑談も息抜きになって良いなぁ
この居心地の良さも、最初だけだったということも後に知ることになりました。
社内特有のルールでブラック企業感を抱き始める
仕事中の雑談OKのため話しやすく、本当にアットホームな職場と感じていました。
しかし、そう感じることも束の間で、入社してすぐ社内特有のルールを知ることになります。
- ランチは基本的に皆で食べる(自席や外は原則NG)
- イベントや飲み会は強制参加(2次会も含む)
- 社員プライベートの事も共有すること
- 社長やリーダーに毎日話しかけ、気に入られること
など、他にも変わったルールが多々ありました。
会社のルールを破ると、仕事で実績を出していても評価されることはないと上司から告げられました。
また、社長やリーダーに気に居られないと、試用期間中に切られる可能性もあると聞き、「ブラック企業?」と感じるようになりました。
そのため僕を始め、同期や後輩達も会社のルールを守ることに必死でした。
僕たち新人社員は、上司達に振り回されて早くも職場が嫌になることが多々ありました。
特有のアットホームな環境に馴染めない人が転職し始める
- 社長やリーダーに気を使うことに疲れた
- リーダーの好き勝手さについていけない
- 表向きはアットホームの会社だから相談しにくい
特有の環境に馴染めずに自分から退職した人もいれば、リーダーに嫌われて試用期間中に切られた人もいました。
そして4ヵ月間、毎月1人辞めるという魔の期間が続きました。
僕は先輩や同期に限界が近いことを相談されていましたが、話を聞くことしかできませんでした。
正直、引き留めたい気持ちはありました。
ですが、限界の人を無理に引き留めても責任は持てない上に、辛そうな姿を見ることができませんでした。
アットホームな職場なのに離職率50%以上のブラック企業だった
戦力の要である社員の退職が続けば、会社は人を補充するために求人を出します。
しかし、退職する原因の根本が改善されていないため、人が入っても退職の繰り返しです。
気付けば、会社の離職率は最低で50%、高い時で60%になっていました。
経営者やリーダーは、これだけ人が辞めても、会社の環境が原因であることに気付きませんでした。
辞めた人の悪口と、むしろ自分達は被害者だと他責にしているため、今後も改善されることはないと感じました。
そして、アットホームと求人に書かれている会社は、とんだブラック企業と認識する事になりました。
アットホームな職場で働いて気付いた3つのこと
アットホームが強みの職場で働いて学んだことは3つです。
- アットホームを売りにしている会社は社長のワンマン
- 強制参加の社内イベントで風通しが良いと思っている
- プライベートなことも遠慮なく干渉してくる
1つずつ解説していきます。
アットホームを売りにしている会社は社長のワンマン
求人に”アットホーム”と記載のある職場は、働きやすい環境を重視する方には魅力的です。
でも実際は、社長がガチガチに決めたルールの中で働かなくてはいけない上に、会社のルールに背くことは許されない軍隊のようなブラックな環境です。
- 社長が言うことは全てYES(間違っていても)
- 毎日社長に話しかけ褒める必要がある
会社のルール変更は社長の考えに背くことになるため、変えることは非常に困難です。
社長から無茶ぶりの仕事や適さない施策を提案されたら実行は必須で、結果が出なければこちらが責任を取らされる理不尽な環境でした。
仕事と並行して社長のご機嫌を取る必要があり、ストレス・精神的な疲労は倍になります。
「アットホームな職場」はブラック企業の目印?警戒する人も。求人広告の「アットホームな職場」という言葉について、疑問の声があがった。「ブラックな香り」を感じて敬遠する、という声が続出した。ワンマン社長が政権を振るうような会社はアットホームを謳うことが多いそう(○゚∀゚)
— ゆってぃー (@yuttyii) February 20, 2017
『求人にアットホームと記載がある職場はブラック企業』というネットの情報は、間違いではないと経験して感じました。
社員のプライベートも過剰に干渉してくる
アットホームな職場は、社員のプライベートも過剰に干渉してきます。
- 彼女(彼氏)のこと(仕事やデートした場所など)
- 休日は何をして過ごしているのか
- 社長お気に入りのお局から休日にLINEが来る
トークの大半は、「みんなでご飯を食べる昼休み」や「飲み会・社内イベント」「仕事中の雑談」で行われます。
仕事の話よりも、プライベートの話に時間を割かれることが非常に多いです。
もちろん、社長やお局様からの質問に答えなければ、嫌がらせや過剰にプレッシャーをかけることに繋がります。
これが原因で、会社を辞める人が非常に多かったのは確かです。
環境の良い職場で働きたいけど、プライベートと仕事をきっちり分けたい方はアットホームな職場は避けた方が良いです。
求人を出す時に職場のアピールポイントがない
これもSNSやネットでもよく言われていますね。
アットホームな職場というコピーはですね、「とりたててアピールポイントがない職場」の求人広告に苦し紛れで付与するものなんですよ(元求人広告ライターより)
— ちくわ (@jubilo1833) October 24, 2014
アットホームな職場に勤めると、アピールポイントがない企業という部分は本当に頷けます。
プライベートの話や社内イベントがメインで、仕事に力を入れていないことが理由としてあります。
そのため、自社商品や独自のサービス、新規事業もなく仕事面のアピールポイントはゼロに等しいです。
アピールポイントはない上に、人は大量に辞めるため、人をとにかく採用したい。
人を集めるために、社長たちが魅力的に思っている「アットホームな職場」というフレーズを当たり前に使用します。
この魅力的なフレーズに騙され、ブラック企業に入ってしまう方が非常に多いので求人情報には細心の注意が必要です。
まとめ
いかがでしたか?
僕がアットホームな職場に勤めて学んだことは下記の3つです。
- アットホームを売りにしている会社は社長のワンマン
- プライベートのことも過剰に干渉してくる
- 求人を出す時に職場のアピールポイントがない
「アットホームな職場です」が特徴の求人は魅力的ではありますが、社長のワンマンでブラック企業の確率が非常に高いです。
求人に書いてあることを鵜呑みにせず、面接や職場見学を通して会社の環境を把握しましょう。