
この記事は、転職の相談相手を友達に選んで失敗してしまった、ぼくの人生経験を書いたものです。
エージェントに相談をする場合もありますが「まずは友達に相談をすると」いう人も多いでしょう。
ですが、ぼくは初めての転職活動の際、相談する友達を間違えて失敗してしまいました。
- 転職を考えているけれど、どんな友達に相談したら良いかわからない
- とりあえず身近な友達に転職の相談をしようと思っている
このように考えている人は、ぜひぼくの「転職相手に友達を選んで失敗したお話」を参考にしてみてください。
特に初めての転職を考えている人は、転職活動をスムーズに進めるために、ぼくと同じ失敗をしないようにしましょう。
ぼくが「転職相談の相手を間違えた経験」は、以下のように考えている人の役に立つと思います。
- 初めて転職をしようと考えている
- 絶対に転職を成功させたい
今、友達に転職の相談をしようと考えている人は、転職相談をするべきではない友達相手「=要注意人物」がいるということを学んでみてください。
- 「自分の経験ばかり語る友達」は価値観を押し付けてくる
- 「頭ごなしに否定をしてくる友達」は自分が優位に立ちたいだけ
- 「全てに同意してくれる友達」は甘い罠
この記事を書いた人

Contents
転職の相談相手を間違えて悩みが増えてしまった失敗談
ぼくは20代の中盤に差し掛かった頃、新卒で入った会社から初めての転職をする際、友達に相談を持ちかけました。
初めての「転職」というものに憧れる
恥ずかしいことですが「転職」という行為そのものに、憧れていた時期でした。
- 転職サイトやサービスを眺めて、条件の良い会社を見つける
- 転職で成功した、という友達の情報や方法を見聞きする
上記のような転職情報に、影響されます。
転職を成功させて「自分も友達のようになりたい」「成功している人の仲間入りをしたい」と、強く思うようになったのです。
最初は転職に憧れていただけでしたが、次第に本気で転職活動をしようと決心します。
「転職」は「ステップアップ」であると信じ、むしろ「転職しなければ自分は成長しない」とさえ、思うようになっていきました。
「転職することでステップアップになる」という考えは、転職をする動機として正解だったと思います。
しかし「転職をすること自体がステータス」と、間違えた転職に対する考えを、持ち始めるようにもなっていました。
- 転職を成功させる社会人はかっこいい
- 転職すれば、友達よりも早くキャリアアップできるかもしれない
おんど
転職をするということを周囲に相談し始める
転職をすると決心したぼくは、友達を相手に相談をし始めます。
その時の相談は「友達に、自分は転職をする」という、ただのアピールだったのかもしれません。
友達周りで転職を経験した人がまだ少なかったため、自慢したい気持ちもありました。
たくさんの友達に「転職をしたい」ということを伝えます。
しかしそこで問題になったのは、転職に対しての友達からのアドバイス。
ありがたい転職に対するアドバイスですが、友達のせいで決心が乱されていきます。
- 転職に反対する意見
- 転職に対する考えが間違っているという反応
- 転職に対して「いいね!」と言ってくれる人も
こうなってくると「どの友達の意見を聞けば良い?」という気持ちが芽生え始めます。
結局、せっかく決心した転職に、疑問を持つようになっていきました。
相談する相手によって言うことが違う
転職の相談ができる友達は、大勢いました。
友達以外にも、親や先輩、気の合う会社の同僚など、転職を成功させたいがため、見境なく転職の相談をします。
- 転職は苦労する
- 転職をするなんて考えられない
- 転職して成功した友達がいる
このような様々な意見を、いろいろな友達から一気に聞きます。
初めての転職で無知だったので、友達によって変わる意見の、どれが正しいのか分からなくなっていきます。
もちろん、友達によって境遇や環境、考え方が違うので、同じ意見が揃うなんてことはあり得ません。
その中でぼくが信じた人は「転職をしたい自分の考えに賛同してくれる友達」でした。
転職に対する悩みが余計に増えてしまった
転職の相談をするということは、いろいろな人からの知識を得て、知識を増やすのが目的です。
しかし結局、友達の意見を聞きまくったせいで、余計な悩みが増えてしまいました。
その理由は「相談相手を選ばずに、転職の相談を友達にしまくったから」です。
以下のような心理状態にもなってしまいました。
- 相談相手に転職すると言った手前、もう後には引けない
- 転職を成功させて、友達を見返したい
転職や相談相手に対する無駄なプライドです。
結局、某企業から面接の連絡をもらい、無事に転職は成功します。
ですが、友達や知人に振り回されて「かなり遠回りしてしまった」という苦い経験をしました。
相談しなければ良かったと後悔した相手の3パターン
前述した経験から、転職の相談相手に選ぶべきではない友達のパターンに気づきました。
その友達は、下記の3パターンに分けることができます。
- 「自分の経験ばかり語る友達」は価値観を押し付けてくる
- 「頭ごなしに否定をしてくる友達」は自分が優位に立ちたいだけ
- 「全てに同意してくれる友達」は甘い罠
ひとつひとつ解説していきます。
「自分の経験ばかり語る友達」は価値観を押し付けてくる
相談相手で「自分の転職経験を語るばかりの友達」には要注意です。
また中には、他人から得た転職の情報を、さも自分が転職経験したかのように語る友達もいます。
このような友達を相談相手に選んでしまった場合、自分の主張や意思をしっかり持っておくようにしましょう。
友達に惑わさないように、転職の考えにブレがないようにしてください。
「頭ごなしに否定をしてくる友達」は自分が優位に立ちたいだけ
転職することは、珍しくありません。
それでも、転職を頭ごなしに否定する友達は、必ずいます。
そんな友達自身は、自分の意見に自信を持っている場合が多いでしょう。
友達は、あなたに対して「転職の知識がある」「優位な立場でいたい」という気持ちがあるかもしれません。
転職が当たり前の時代とはいえ、転職はデリケートな悩みでもあります。
転職の相談相手を間違えてしまうと、人生のチャンスを逃してしまうことも。
あなたよりも「優位に立ちたいだけの友達」や「適切なアドバイスをくれない友達」は、相談相手に選ばないようにしましょう。
「全てに同意してくれる友達」は甘い罠
「転職を肯定してくれる友達」には、少し注意してください。
転職したい自分の意見に同調してくれたら、相談していて気分が良くなるでしょう。
しかし、全てに同意する相談相手は、逆に言えば「転職に対して厳しい意見を言ってくれない」ということにもなります。
また悪い言い方をすれば、友達は「転職に適当な同調をしているだけ」かもしれません。
友達は、本当に自分のためを思って転職に同調してくれているのか、判断しましょう。
相談相手を見極めることは難しいです。
ちゃんとあなたのことを理解してくれる相談相手を、転職の際には探すようにしましょう。
転職相談は「あなたが転職を成功したらメリットがある友達」にしよう
ぼく自身の体験談にあるように、転職の相談相手を選ぶのには、かなり苦労します。
では、どんな友達に相談をするのが正解なのか?
それは「あなたが転職を成功させたら喜んでくれる友達」です。
例えば、あなたに好意を持ってくれている異性なんかは、喜んでくれるかもしれませんね。
逆に、あなたをライバル視しているような友達からは、適切なアドバイスが貰えないかもしれません。
転職の相談を友達にする場合は「あなたの成功を喜んでくれる人」を選ぶようにしましょう。
もしも身近にそのような人がいない場合。
そんな時は、素直に転職エージェントを頼ったほうが無難と言えます。
まとめ
転職の相談相手の失敗談、いかがでしたか?
体験したことから学んだ「相談すべきではない友達(=要注意人物)」は、以下の3パターンの人たちです。
- 「自分の経験ばかり語る友達」は価値観を押し付けてくる
- 「頭ごなしに否定をしてくる友達」は自分が優位に立ちたいだけ
- 「全てに同意してくれる友達」は甘い罠
「転職の相談相手は誰が良いかわからない。絶対に転職して成功したい」
そう考えている人の参考になればと思います。