
「ゲイであることを、職場に伝えるべきか悩んでいる」
「良い職場に出会えたらセクシャリティを明かしたい」
と、心のどこかで悩んでいる人はいませんか?
実は僕も、その内の一人でした。
職場を変えても「異性との恋愛話」「結婚のこと」は必ず聞かれて、嘘で取り繕うことに疲れてきてしまって…。
次第に職場の人と会話することが嫌になるほど。
それでも、しつこく異性・結婚のことを聞いてくる上司や同僚…次第に会社に行くことが嫌になった経験があります。
ゲイを隠して、職場で働くことに限界が見えてきた。
そんな悩みを抱えていた僕ですが、今は多少悩みから解放され、前より苦しまずに職場で働けています。
何故、僕が少し悩みから解放されたのか。
それは、以下3つのことを経験により学んだからです。
- ゲイと伝えるなら、職場の人との信頼関係を見極めるべき
- 勢いでゲイと伝えたら退職する大きなリスクがある
- ゲイを受け入れてもらえたら、職場でも働きやすくなる
この3つです。
これをしっかり把握しておけば、職場でセクシャリティを明かすべきか悩んでいる貴方も、現職で伝えるべきか判断できるようになっていきます。
結果的に、「今の職場でゲイを明かすべきか…」「どんなリスクがあるか…」という悩みを解決する決断ができます。
今回の記事は、
- ゲイを職場で隠すことに限界を感じている
- 職場でも自分らしく働きたいと考えている
上記のような人には特に読んで欲しい内容です。
では、これから解決策となる3つのことを説明していきます。
この記事を書いた人

Contents
自分らしく働く前に、職場の方の人柄を見極めるべき
「自分らしく働く」ということは、ゲイにとって憧れの働き方だと思います。
異性の質問攻めに合っていた僕も、勢いではありますが職場の方にゲイと伝えました。
しかしその結果、「働きやすくなった反面、嫌な思いをすることも多く」後悔した部分もありました。
職場でゲイを隠すことに限界が見えてきた。
そう思った時は、まず”職場の方の人柄を理解して”伝える相手を見極めましょう。
人柄を把握しないで伝えると心無い言葉に苦しむ
普段からあまり相手のことを考えない方は、悪気なく心無い言葉を投げかけてきます。
- 俺のことは絶対狙わないでくれ!
- 本当は男女どっちもいけるでしょ?
- 取引先に「ゲイがいる」と勝手に伝えられネタにされる
など
こちらが何もしていなくても、不快な発言が多くゲイと伝えたことを後悔した要因でした。
あまり信頼できそうにない方を、ゲイと伝える前に見極めることが重要です。
人柄も良く、信頼関係が出来ている方は理解してくれる
普段から人柄が温かく信頼関係もできていれば、気遣ってくれる方も必ずいます。
- 理解しようと親身に話を聞いてくれる
- 何も変わらず今まで通り接してくれる
理解がある方は、何かあった時も影で助けてくれる心強い味方になってくれます。
そしてゲイの世界の事で何か聞きたい時は、不快にならないように配慮してくれます。
多少周りには気を使わせてしまうかもしれません。
ですが、その時は傲慢にならずにコミュニケーションを取ると距離を縮めることが出来ます。
職場の方にゲイと伝えた時のリスクも把握しておく
職場の方にゲイと伝えて、余計な気遣いをなくしたい…。
辛いことが重なっていくと、後先考えずに勢いでゲイと伝えそうになりがちです。
何もなく受け入れてもらえれば、メリットだらけなのは確かです。
しかし、職場の方に受け入れてもらえなかった場合、大きなリスクがあることも把握しておきましょう。
嫌悪感を示されたら退職を選択せざるを得ない
全員が理解してくれることは難しく、一定数理解がない方がいるのも事実です。
せっかく勇気を振り絞っても、
- 「やっぱりゲイとか無理」などの陰口
- 汚いものを見るような冷たい視線
- 「俺狙われてるかも(笑)」などのからかい
嫌悪感や心無い言葉を聞いたら、出社すること自体が辛くなってしまいます。
そして、最終的には選択肢が退職するしかなくなるリスクも理解しておくべきです。
ゲイと伝えることをゴールにしてしまうと、後々苦しい現実に直面します。
一時の感情に流されず、後先やリスクを考えてから行動することは必須です。
ゲイを理解してもらえたら、職場の居心地も良くなる
職場の方にゲイと伝えるハードルは、決して低いものではありません。
そして伝える時も、相当な勇気と覚悟が必要な上にリスクは大きいです。
ですが、受け入れてもらえたら「自分らしく働ける」「職場の居心地が良くなる」という大きなメリットがあります。
職場の方と距離が縮まり働きやすくなる
- ゲイバレを防ぐため
- 異性との恋愛は嘘をつくことに疲れる
とにかく負担やリスクを減らすために、職場では会話を避けるようになりがちです。
あまり会話がないと、職場の方と距離を縮めることが難しく、仕事もやりにくくなってしまいます。
ですが、ゲイと伝えて理解してもらえれば、毎日バレる心配をする必要がなくなります。
休憩時間などに、自分を隠さなくて良くなるため雑談もしやすくなっていきます。
職場の方とコミュニケーションが取れると、信頼関係が生まれ連携が取りやすくなります。
最終的には自分を曝け出せるようになるため、職場で自分らしく働くことを実現できます。
まとめ
上記3つのポイントを抑えておけば、「職場でゲイと伝えるべきか」「どんなリスクがあるのか」という悩みを整理できると思います。
一時の感情で動いてしまう前に、今の職場でゲイと伝えるべきかを考えてから行動に移しましょう。
今回の記事は僕の経験からまとめたものです。
僕ら同性愛者は何かと悩みがつきものです。
だからこそ、他の方の経験談を読んで解決法を得る事が重要だったりします!