
これは「上司とうまくコミュニケーションが取れなくて、会社を退職するまでの鬱状態になってしまった」人生経験を記事にしたものです。
- 上司が嫌いでコミュニケーションを取りたくない
- 部下として上司とうまくコミュニケーションが取れない
このような人が「嫌いな上司とのコミュニケーションについて」学ぶために、この記事を読んでもらいたいです。
特に、嫌いな上司との関係に悩んでいるという人や、上司とのコミュニケーション方法に悩んでいる人は、非常に参考になると思います。
ぼくが、上司とコミュニケーションを上手く取れなかった人生経験は、
- 上司とのコミュニケーションがうまくいかないから、仕事を辞めようかと考えている
- 上司とコミュにケーションを取ることが、一番難しい仕事
と、悩んでいる人の悩みを解決するのに役立つはずです。
今、上司とのコミュニケーションで悩んでいるという人は、部下としての上司との「向き合い方」や「付き合い方」に役立つ学びがあると思います。
- その仕事は誰のため?嫌いな上司のための仕事じゃない
- 媚びを売らない。嫌いな上司にもその行為は多分バレている
- 嫌いなら逃げ道はいくらでもある。やり直しもきく
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ネットで「上司 部下 コミュニケーション」と調べた結果…
この記事を執筆するにあたり、ネットで「上司 部下 コミュニケーション」と調べてみました。
すると"上司が"部下とどうコミュニケーションを取ったら良いか、という記事がたくさん出てきます。
肝心な、部下からの視点の記事が少ないことに驚きました。
コミュニケーションは双方向の問題。
ですが、ネットには、上司に対するアドバイスしか書かれていません。
今回この記事では「部下からの視点で」上司とのコミュニケーションについてご紹介していきます。
上司とのコミュニケーションに失敗し、鬱になりそうになった経験談
ぼくは20代半ばから後半にかけて、嫌いな上司のもと働いていました。
念願の部署へ異動し、ある上司と出会う
入社して1年ほど経った頃、人事部の上司から異動を命じられます。
異動先は、ぼくが憧れていた部署。
順調に成果を出せていたおかげで、念願の部署への異動が決定しました。
そこは、社内では花形の部署。
なので、異動の話はとても嬉しく、仕事のやる気が高まったことを覚えています。
上司に成果が認められ、憧れの部署に異動するという、トントン拍子。
異動の話は良い意味で異例だったので、社内で一目置かれる存在になりました。
- 上司に実績が認められて、憧れの部署に異動が決まる。
- 異動が良い効果となり、自身を成長させようと考える。
異動には成功したのですが、そこで「コミュニケーションがうまくいかない上司」と出会います。
上司からの厳しい仕事に悩みを抱える毎日
出会った上司は、かなり厳しい人でした。
部下として真面目に働いたり、上辺のコミュニケーションだけでは、上司から良い評価はもらえません。
上司は部下に対して、態度やマナーに厳しいながらも明るさを求めます。
さらに、仕事のクオリティや実績も要求するタイプ。
セミナーや講座さながらに、仕事を教えられる毎日でした。
部下として仕事は頑張りましたが、上司から良い評価はもらえません。
なぜ上司から良い評価をもらえないのか、真剣に悩む日々が続きます。
この頃から、ぼくは上司と部下のコミュニケーションについて、自己嫌悪に陥ることが多くなっていきます。
休日も、上司とのコミュニケーションに悩んでいました。
気がつけば上司のために仕事をするように
上司から良い評価をもらえるようにコミュニケーションを取っていましたが、ある時ふと考えます。
コミュニケーションと言うよりは、上司に気に入られるために仕事をしているのか?と。
ぼくはそもそも「上司に好かれるために仕事を頑張ろう」と思っていたわけではありません。
それなのに、いつの間にか「上司のために」仕事をするようになってしまっていたのです。
- 努力する方向性が「上司のために」と、変わってしまった
- 自分の考えで仕事がしたい。でも上司に指摘されるのが怖い
上司には上司なりの仕事の進め方があります。
そして上司は、それを部下にも強要するタイプでした。
そんな上司のもと、部下であるぼくはどんどんコミュニケーションを取るのがつらくなり、疲弊していきます。
これ以上は難しい…。鬱になりかけたので退職を決意
嫌いな上司とうまくコミュニケーションが取れず、ぼくはストレスを抱えるように。
仕事をどう進めるかというよりも「上司がどう仕事を進めたいのか」を考える始末です。
その結果、上司のことを考えるだけで精神的に追い込まれ、仕事にも集中できなくなります。
- 上司のせいで、やる気が嘘のようになくなってしまった
- 上司のせいで、コミュニケーション能力に自信がなくなってしまった
上司とコミュニケーションを取るのは不可能。
であれば「逃げるしかない」と真剣に考えた結果、退職を決意します。
精神的にも限界がきていた上、会社や上司に対する不満も溜まりまくっていたため、行動は早かったです。
今思えば、その時点で退職を決意しておいて良かったと思います。
嫌いな上司のことで無駄に悩んでしまった失敗から学べる3つのこと
では、前述した「上司とうまくコミュニケーションが取れなかった」経験から得た「学びや気づき」をご紹介します。
- その仕事は誰のため?嫌いな上司のための仕事じゃない
- 媚びを売らない。嫌いな上司にもその行為は多分バレている
- 嫌いなら逃げ道はいくらでもある。やり直しもきく
ひとつずつ、解説していきます。
その仕事は誰のため?嫌いな上司のための仕事じゃない
あなた部下として仕事をするのは、誰のためですか?
上司とのコミュニケーションのため、期待に応えようとしたり、仕事を頑張ることはとても良いこと。
しかしその目的は「上司とのコミュニケーションのため」ではないはずです。
上司とのコミュニケーション不足を改善することも大切ですが、上司のために自分を捨てることはありません。
現に、ぼくは自分流の仕事方法や考え方を捨て、部下として上司の言いなりになって失敗しました。
仕事は上司とのコミュニケーションのためではなく、自分のために。
上司とのコミュニケーションを重視して働いていた部下のぼくは、本当の意味で「仕事を頑張っていたとは言えなかった」でしょう。
媚びを売らない。嫌いな上司にもその行為は多分バレている
嫌いな上司に気に入られようと思ったら、部下としては上司に媚びを売るような行動をしてしまいがちです。
ただしそういったコミュニケーションの取り方は、おそらく上司にバレます。
仕事において、上司に部下が媚びを売っても、何も得をしません。
嫌いな上司には、そのようなコミュニケーションを疎ましく思われてしまうこともあります。
そのまま上司に媚びを売りながらコミュニケーションを取っていれば、ただの「イエスマンの部下」になってしまうでしょう。
これでは、上司からの良い評価ももらえません。
常にコミュニケーションを良くすることしか考えない社会人は、はっきり言って優秀ではないでしょう。
嫌いなら逃げ道はいくらでもある。下手をしてもやり直しはきく
どうしても上司が嫌いでコミュニケーションも取れないなら、思い切って逃げてしまうのも手段です。
上司から逃げても、やり直しは絶対にききます。
転職が難しいなら異動願いを出して、上司とのコミュニケーションから逃げるのも良いです。
嫌いな上司のもとから、離れる努力をしてください。
上司とのコミュニケーションのせいで疲弊しきってしまってからでは、正常な判断ができません。
体や心が音を上げる前に、上司から離れることが大切です。
嫌いな上司とうまく付き合うこと自体を、諦める方法もあります。
- 転職サイトに登録してみる
- 人事部に相談してみる
- 上司よりさらに上の上司に相談してみる
以上のように「嫌いな上司から離れるため」具体的に行動してみましょう。
自分を大事に、時間は有限です。
いつでも上司から逃げ出せる準備をしておくようにすると、精神的にも随分楽になりますよ。
コミュニケーションが不足している。でもある程度は我慢して働くべき
上司と部下との関係は、人間関係が難しいです。
ぼくのように相手を優先したコミュニケーションをしてしまうと、余計な体力を使います。
また、上司と部下の関係の本来の姿は、ビジネスパートナーです。
上司は部下をマネジメントする必要があるし、部下は与えられた仕事を最大限頑張る。
円滑なコミュニケーションは大事ですが、仲良しなだけではビジネスはうまくいかないでしょう。
上司と部下のコミュニケーションは、あくまでも仕事上の関係だと考えて、多少厳しいのは我慢してください。
そのために、部下としては仕事に関する質問をしまくったり、情報を得ようとする姿勢は大切。
もちろん前述したように、あまりにもコミュニケーションが取れなくて苦痛なのであれば、それは上司にも責任があります。
ですが、最低限の厳しさは必要だし、馴れ合いのコミュニケーションは必要ないということを理解しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ぼくが部下として、上司とのコミュニケーションで悩んだ人生経験から得られる「学びや気付き」は以下の3つです。
- その仕事は誰のため?嫌いな上司のための仕事じゃない
- 媚びを売らない。嫌いな上司にもその行為は多分バレている
- 嫌いなら逃げ道はいくらでもある。やり直しもきく
「嫌いな上司とのコミュニケーションが不足していて、仕事がうまくいかない」
そう考えている人は、ぜひぼくの人生経験を参考にしてみてください。