
これは、私が幼稚園の新人先生だった頃、プライベートを優先し過ぎて、仕事で使えない人間になってしまった失敗経験を記事にしたものです 。
- 念願の幼稚園の先生になったものの、想像していた以上に大変な仕事だった。
- 毎日が辛くて憂鬱だ。
このように思っている人が、”失敗しないために”この記事を読んでほしいです。
特に、本音では早く退職したいと思っているけど、なかなか決断出来ないという人には非常に参考になると思います。
私のこの幼稚園の新人先生だったときの失敗経験は、
- 毎日が辛い。早く辞めて、仕事から解放されたい。
- 早く辞めたいと思いつつも、周りのことを考えるとなかなか決心がつかない。
と心のどこかで思い始めた人の悩みを解決するのに役立つはずです。
今あなたが幼稚園の先生をしているのならば、優先順位を間違えて辛い毎日を抱えないための役立つ学びがあると思います。
- 仕事を軽視しない。
- 職場はチームプレイだと心得る。
- いつまでも悩まず少しでも行動する。
この記事を書いた人
Contents
幼稚園の新人先生が、プライベートを優先し過ぎて、仕事で使えない人間になってしまった経験談
これは、私が新卒で幼稚園に勤務していたときの話です。
職場の近くに部屋を借り、一人暮らしをしながら働き始めました。
社会人1年目。未熟ながらも自分なりに一生懸命仕事をこなす。
短大の保育科を卒業したばかりの私は、念願の幼稚園の先生になりました。
クラス担任を持つことになり、先輩の先生方に教えてもらいながら、必死に業務をこなす毎日。
当時は、朝は7時半までに出勤・送迎バスに乗り、14時までびっしりと、カリキュラムに沿った保育を子どもたちに施しながら過ごしていました。
降園後は少しゆっくり出来るかと思いきや、保育の準備はもちろん、掃除に備品の点検、書類作りや会議など、業務が盛り沢山。
先輩先生からは、

と言われていたので、その通りにしていると、結果として個人で出来る仕事は後回しに。
だんだんと仕事を家に持ち帰ることが増え、それが園全体でも常態化していました。
だんだんと勤務時間や仕事量に疑問を持ち始める。
働き始めで要領を得ず、仕事も遅かった私は、週末も家で持ち帰りの仕事をするようになりました。
すると、休日のはずなのに心身は全く休めず、どんどん仕事が辛くなっていきました。
働き始めて3か月たった頃。
だんだんと疑問が不満に変わり始めていました。

どうして周りの先生は疑問を持たないのだろう?
そもそも、家で仕事をするのはおかしい!
しかし、そこは未熟だった私。
他の先生に掛け合って改善していけば良かったのに、”自分だけはプライベートを死守して、家では仕事をやらない”という選択肢を取り始めます。
プライベートを優先した結果、周りと上手くいかなくなる。
プライベートを優先し、公私をはっきり区別することでどうなったのか。
結果は、散々なものでした。
- 締切のある仕事が終わらず、迷惑をかける。
- 園長先生からも叱られる。
- 周りの先生からの視線が冷たい。
それが毎日のことなので、どんどん自分に自信がなくなってきます。
すると、今度は子どもたちの前でも堂々としていられず、保護者からもなんとなく避けられているような、そんな気がするようになりました。
プライベートを優先する!と決めたのに、結果として自分で自分の首を絞めることになってしまったのです。
今すぐ辞めたいけどそれも難しく、ますます苦しくなる。
すっかり自信をなくした私は、今すぐ仕事をやめたいと考えるようになりました。
しかし、周りのことを考えると、なかなか決断出来ないでいました。
- 年度末までは責任があるのに、投げ出すのは社会人としてどうかと思う。
- 受け持っている子どもたちや保護者に対し、罪悪感がある。
- 資格を取る為、親にお世話になって進学させてもらったのに申し訳ない。
- 職場の人たちから、これ以上冷たい目で見られるのが嫌。
- 次の仕事も決まっていないし、転職活動をする時間もない。
結局、ずっと辛い気持ちを抱えたまま勤務し続け、実際に退職を決断するまでに3年もかかってしまいました。

プライベートを優先し過ぎて失敗した幼稚園の新人先生から学べる3つのこと
では、前述した私の失敗例から得た「学びや気付き」をお伝えしたいと思います。
- 仕事を軽視しない。
- 職場はチームプレイだと心得る。
- いつまでも悩まず少しでも行動する。
こちらですね。
1つ1つ解説していこうと思います。
仕事を軽視しない。
まず、私の一番の失敗は、勤務時間にとらわれすぎていたということです。
確かに人が仕事をする上で、健康面や効率を考えると、労働時間というのはとても重要なものです。
しかしそれは、仕事でのパフォーマンスを最大限に発揮する為。
働く時間にとらわれすぎて、仕事を疎かにするのは、まさに本末転倒なのです。
どんな仕事でも、お金をいただく以上は、その対価としてしっかりと仕事をこなさなければいけません。
当時の私には、仕事の重要性やプロ意識がすっかり欠けていました。
職場はチームプレイだと心得る。
私のもう一つの失敗は、コミュニケーション不足だったということです。
仕事中、周りにすぐ相談をしていれば、不満も溜まらず何かと手を打てたのかなと思います。
新人が勝手に判断をして、”一人だけプライベートを優先する”などという自己中な行動をしていると、やる気のない奴だと思われて、評価もだた落ちです。
すると、周りの冷ややかな目線が怖くなって、自分で自分の首を絞めることとなります。
上司や先輩も忙しく、自分から声を掛けるのはなかなか勇気がいることかもしれませんが、仕事はチームプレイだという意識を忘れないようにしましょう。
いつまでも悩まず少しでも行動する。
退職するまでに3年もかかってしまった私ですが、今思うと、悩んでいた時間が圧倒的に多かったと思います。
周りのことを考えた結果ではあったのですが、いつまでも同じことを頭の中だけで考え続けることは、はっきり言って時間の無駄です。
行動しなければ現実は変わりません。
なぜ辞めたいのか、どうなったら良いと思うのか、紙に書き出すなどして、自分の気持ちに整理を付けると行動しやすくなります。
今の園で働き続けるモチベーションがあるかどうか、行動しながら考えていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
幼稚園の新人先生の失敗例から得られる「学びや気付き」は以下の3つ。
- 仕事を軽視しない。
- 職場はチームプレイだと心得る。
- いつまでも悩まず少しでも行動する。
「毎日が辛い、早く辞めたいけどなかなか決断出来ない。 」
そう思っている幼稚園の先生は、私の失敗例を参考にしてみてはいかがでしょうか?