
これは動物看護士資格を持つ私が『兄弟のように育ったペットの犬が、急に死んでしまった体験』を記事にしたものです。
- ペットは家族同然だと思っている方。
- ペットが死んでしまった時、ペットロスになりそうだと思う方。
- 今まで飼っていたペットが死んでしまった事がない方。
ペットがいる生活が、当たり前のようになっている方に読んでいただきたいです。
特に子供の頃から一緒に育ち、今まで飼っていたペットが死んでしまった経験がない方に非常に参考になる記事になっています。
私が経験した家族同然のペットが死んでしまった学びは、
- 可愛いという理由だけで飼ってしまった。
- 普段からペットに依存している。
と、自分の生活がペット中心になっていて、もし死んでしまった時に自分がどうなるのか分からない方の悩みを解決するのに役立つはずです。
私も動物の看護を勉強している中で、たくさんのペットの命を見てきました。
でも、自分の飼っていたペットが死んでしまった衝撃は今でも忘れられません。
ペットロスになりそう!と心配な方は、私の経験から学んだ記事を読むことで、ペットロスにならずにペットの考え自体を変えることができるはずです。
- 可能ならば別のペットも飼う
- 長い人生の中で出会えた感謝の心を持つ
- 弔い方は埋葬がオススメ
兄弟のように一緒に育ったペットが急死してしまった体験からお話ししていきます。
この記事を書いた人

Contents
長年一緒にいたペットが日に日に弱まり、死んでしまった体験談
ペットが死んでしまって喜ぶ人はいません。
長年一緒にいたり、ペットと距離が近く濃い毎日を送ると、ペットロスになる可能性があります。
しかし私はペットが死んでしまっても、ペットロスにはなりませんでした。
ペットの考え方が変わった体験談をお話ししてきます。
小学生の時に犬を飼い始める
家に犬がやってきたのは私が小学1年生ごろでした。
就寝時に家に泥棒が入り、母親のバッグを丸ごと盗まれ、免許証も失くしたので新しく作り直すために免許センターに行ったことがきっかけでした。
私が子供の頃には、人が集まるところで里親を探している光景をよく見たものでした。
免許センターにも里親を探しているおじさんがおり、連れてきた犬があまりにも可愛かった事もあって私達兄弟は犬から離れなかったのを覚えています。
防犯の意味も込めて犬を飼う事を許してもらい、その日から犬と一緒に暮らす生活が始まったのです。
ペット好きから動物の看護を学ぶ学校に進学する
犬を飼ったことがきっかけで、私は無類の動物好きになりました。
犬を飼いながらも、猫が捨てられていると勝手に連れてきてしまい、一時はたくさんの動物たちと暮らしていました。
将来の進路を決める高校生の時も変わらず動物が大好きだったので、動物の看護を学ぶ専門学校に通い始めたのです。
動物の看護では、様々な動物の病気や治療などを学びました。
私が専門学校に通っていた頃、愛犬は11歳の高齢犬になっていたのです。
散歩から体調が激変!病気を発症してしまった
専門学生になっても、私は変わらず毎日犬の散歩に出かけていました。
私が子供の頃は野犬や野良猫が多く、散歩中に出会うこともたくさんありました。
そんなある日、飼っていた犬が散歩中に現れた猫をめがけて突進して、どこかに行ってしまったのです。
なんとか戻ってきた時、犬の様子がおかしく、途中で突然倒れてしまったのです。
息遣いも荒く、今まで倒れたこともなかったので非常にびっくりしました。
すぐに病院に連れて行き、精密検査を受けた結果、寄生虫の感染による「心肥大」でした。
今は体の中に虫がいなくても、昔にかかったフィラリアの感染の名残で、同じようにフィラリアに感染した症状が出るそうなんです。
一応薬は出たものの、日に日に体調が悪化して行きました。
- お腹に水が溜まる「腹水」を発症し、喉が渇いても水をあげられない。
- 口の中に大量に口内炎ができてご飯が食べられない。
- 徐々に歩けなくなる。
など症状は悪化して行き、1週間に1回の病院が、2日に1回、1日に1回、1日に2回と増えて行きました。
1ヶ月で急死!でもペットロスにならなかった
治療も虚しく、約発症から1ヶ月の早朝に亡くなってしまいました。
11年の命でした。
火葬は嫌だったので、土葬を行なっているお寺に電話をし、午前中に埋葬することが決まりました。
その日は平日だったので学校に向かったのですが、どうしても最後は一緒にいたいと思ってUターンして帰ってきました。
動物霊園をやっているお寺は1つずつお墓を買うタイプと、上から順番に埋葬して下まで行ったらまた上から埋葬していくタイプの2つがありました。
後者は3年くらいはお墓はあり、順番が来ればそのうち無くなってしまう仕組みになっています。
お寺に着くとすでに埋葬する穴が掘られていて、お経を唱えてもらい埋葬しました。
死んでしまって、埋葬するまでずっと泣きっぱなしだったのでこの日の事は忘れられません。
子供の頃から一緒に成長した兄弟のような存在でしたが、不思議とペットロスにはなりませんでした。
その理由は、学校で動物看護の勉強をし、動物病院の研修でたくさんのペットたちを診て
『ペットは共に生きる中で成長させてくれる存在であり、感謝すべき』
という気持ちに自然となったからだと思います。
死んでしまった事、苦しんでいる姿を見た事は忘れられないし、辛さが和らぐ事はありません。
でも一緒に成長できた『感謝』の気持ちがあれば、ペットロスになる可能性はぐっと低くなります。
他にもペットロスにならなかった気付きがいくつかあるので、合わせてご紹介したいと思います。
私がペットロスにならなかった3つのワケ
ペットを愛しすぎて『ペットロスになりそう!』と不安になっている方って多いと思います。
ペットロスにならなかった私の「学びや気付き」についてお伝えしていきます。
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可能ならば別のペットも飼う
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長い人生の中で出会えた感謝の心を持つ
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弔い方は埋葬がオススメ
詳しく解説していきますね!
可能ならば別のペットも飼う
ペットロスにならなかった大きな理由として、すでに他のペットを飼っていたことは関係していると思います。
この時猫も同時に飼っていたため、死んでしまった喪失感はかなり和らいでいました。
もし可能ならば、別のペットを飼うことをお勧めします!
長い人生の中で出会えた感謝の心を持つ
先程も出てきた「感謝の気持ちを持つ」ことですが、これもペットロスにならなかった理由として大きいと思います。
今まで私は3頭のペットを看取ってきました。
子供の頃から虫や魚なども「死んでしまったらキチンと埋めてあげる」という思いが強かったです。
動物病院でも余命わずかのペット達や、その家族をたくさん見てきて感じた事は、
「ペットはどの子も家族に愛されていて、幸せな時間を過ごしてきた大切な存在」だという事です。
いずれは必ず死んでしまいますが、最後は悲しいではなくて「有難う」の気持ちがあれば、ロスにはならないと思っています。
改めて、ペットは自分にとってどんな存在だったのか、振り返ってもみてください。
弔い方は埋葬がオススメ
人間の土葬は認められていませんが、動物の土葬は認められています。
しかし、少しでも自分の側に置いておきたい気持ちから火葬にして、いつまでもお骨を持っている人がたくさんいます。
私は、埋葬にして本当に良かったと思っています。
飼っていた犬もその後に亡くなった猫も、もうお墓はありません。
最初は頻繁に行っていたお墓まいりも次第に行かなくなりました。
でもそれでいいと思っています。
たまに写真を見て、思い出したりお墓の近くを通って思い出すくらいで十分だと思います。
骨も何もないけど、心の中にいつでもいる方が素敵ではないですか?
お墓も骨も無くなって土に自然と還っていくのは精神的にも安定します。
ペットロスになりそうな人は、一度埋葬もできるお寺の住職さんに相談に行かれることをお勧めします。
ペット霊園の住職さんに以前話を伺ったら、すごく物腰柔らかい方でよく説明してくれました。
事前にお墓をどうするのか、考えていくのもいいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私の人生経験から得られる「学びや気付き」は以下の3つになります。
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可能ならば別のペットも飼う
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長い人生の中で出会えた感謝の心を持つ
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弔い方は埋葬がオススメ
人の終活があるように、ペットの今後を事前に考えておくことも非常に大事ですね!
ペットロスになりそうな方は是非試してみてください!