
これは、双子を妊娠していた私が、体重の増加を7キロに抑えられた人生経験を記事にしたものです。
- 双子を妊娠中だが、体重の増加が止まらない。
- どうやったら体重の増加を抑えられるのか知りたい。
このように思っている人に、この記事を読んでほしいです。
特に、双子を妊娠して、病院から体重増加を厳しく管理されている方には非常に参考になると思います。
私のこの人生経験は、
- 何をしても体重の増加を止められない。
- 双子妊娠中の体重管理なんて無理なんだ。
と心のどこかで思い始めた人の悩みを解決するのに役立つはずです。
双子妊娠中のあなたが今、体重を増やしたくないと思っているならば、その体重増加を少しでも抑えるための学びがあると思います。
- 塩分を摂り過ぎない。
- 貧血にも注意する。
- 運動で体重を減らそうとしない。
この記事を書いた人

Contents
双子を妊娠!病院から体重管理の大切さを説かれ、最終的に7キロの増加で抑えられた話
双子の妊娠が発覚したのは、私が25歳の時。結婚して、まもなくのことでした。
双子妊娠で個人病院から総合病院へ移る。

双子だとわかったのは、妊娠11週の頃。
それまで個人病院に通っていましたが、医療設備が整っているほうが安心して出産が出来ると思い、総合病院へ移りました。
そこで私の担当になったのは、5歳の娘さんがいるという優しそうな女医さんでした。
聞かされたのは双子妊娠のリスク。自らリスクを増やさないようにと忠告される。
双子の妊娠に浮かれていた私でしたが、女医さんには、たくさんのリスクを聞かされました。
- 双子というのは、本来一人しかいないはずのお腹に二人いるということで、リスクの高い妊娠だということ。
- 切迫流産や切迫早産、また上手く育たなかったり、死産だったり、とにかく双子妊娠はトラブルが多いということ。
- 妊娠中は血液中の水分が増えるので、「鉄欠乏性貧血」になりやすいということ。
そして、体重管理をしっかりするよう告げられました。

ただ、双子ママには、普通の人より厳しく管理させてもらいます。
ただでさえリスクが高い妊娠なのに、自らリスクを増やしちゃダメ!
何も知識がなかったので、レシピ本を買って減塩食を始める。
まず、貧血に関しては、元々その傾向があったので、普段から飲んでいる鉄分入りの飲料やサプリメントを取り寄せて、今まで以上に意識して口にするようにしました。
体重に関しては、何も知識がなかった為、すぐに”妊婦さん用のレシピ本”を買いに行きました。
当時、自宅にパソコンがなく、今のようにスマホも普及してない時代でしたから、頼れるものが本しかなかったのです。
そのレシピ本には、普通のダイエットと違って、”減塩”が大事だと書かれていました。
理由は、妊娠高血症候群を引き起こさないためです。
妊娠高血圧症候群とは、妊娠20週以降,分娩12週までの間に高血圧となる疾患であり、時に蛋白尿や全身の臓器障害を伴うことがあります。 さらに,高血圧が妊娠前あるいは妊娠20週までに存在する場合を高血圧合併妊娠と言います。 母児への影響が大きく、母体死亡や胎児新生児の死亡の原因となります。
地道に減塩食を食べた結果、7キロの増加に抑えられた。
料理が苦手で、慣れない減塩食を作ることは正直大変でしたが、生まれてくる子どもたちのことを考えると、不思議と苦にはなりませんでした。
そうして毎日、地道に自炊した結果、最終的には、7キロの増加に抑えられました。
これには、病院のスタッフさんもビックリ。
女医さんはもちろん、助産師さんにもとても褒められました。
また、この減塩食のおかげか、出産まで大きなトラブルもなく、無事に自然分娩出来ました。
人生で一番健康に向き合った思い出です。
双子妊娠で、しっかり体重管理をした経験から学んだ3つのこと
この双子妊娠で、しっかりと体重管理をした経験から得られる「学びや気付き」は以下の3つです。
- 塩分を摂り過ぎない。
- 貧血にも注意する。
- 運動で体重を減らそうとしない。
1つ1つ説明していきます。
塩分を摂り過ぎない。
妊娠高血圧症候群を引き起こさないために、減塩が大事だとお伝えしました。
では、塩分を摂り過ぎないためにどんな調理方法を心がけたかというと、主に以下の2つになります。
- インスタント食品や加工食品は、避けること。
- 薄味にすることはもちろん、そもそも食塩を使うような献立を選ばない。
私が心がけたのは、本当にこれだけです。
本当はもっと色々な減塩法が書いてありましたが、覚えきれないので、この2つだけを徹底しました。
時々、味の濃いものが食べたくなりますが、そういうときこそレシピ本の出番。
ポテトサラダの味付けに、酢やレモンと使うと、かなりの減塩になるということもこの時に覚えました。
ちなみに、当時の助産師さんから言われたのは、

これを続けたら、将来、高血圧になるリスクはだいぶ抑えられるよ。
ということでした。
始めは、少し面倒に感じるかもしれませんが、普段から自分の健康の為にも減塩を習慣にするのが良いですね。
貧血にも注意する。
上記の経験談で、妊娠中は特に貧血になりやすいと言われたことは、すでに書いた通りです。
妊娠中というのは、血液中の水分が増える傾向にあるらしいのですが、双子の妊婦さんは、特にその傾向が強いんだそう。
確かに私も、初期の頃、スーパーで買い物をするときに5分も歩いていられない時期がありました。
妊娠中に貧血になると、お腹の赤ちゃんの発育不全につながります。
私の場合は、鉄分入りの飲料やサプリメントを摂取していたからでしょうか、重大な貧血には至りませんでした。
本来は、普段の食事からも鉄分を摂るように心がけるのが理想です。
しかし、何をしても防げず、貧血になってしまうこともあると思います。
そういうときは、病院で錠剤を処方されて様子を見ることがほとんどです。
貧血を見落とさないためにも健診はしっかりと受け、少しでも様子がおかしいと思ったら、病院へ相談しましょう。
運動で体重を減らそうとしない。
双子の妊娠は、赤ちゃんの体重だけでも2人分。
羊水も単胎児の妊娠より多いと言われているので、体重は増えやすいです。
しかし、双子の妊娠は早産になりやすいので、運動で減らすのは危険です。
当時、病院の先生に言われたのは、”積極的に運動はしないで!”ということでした。
自分の経験から言っても、一番効果があったのは、食事の摂り方だったと思います。
せいぜい、足首を動かしたり、お腹の張らない範囲で歩くなど、血行を良くすることぐらい。
体重が増えたからといって、食事を制限したり、運動で体重を減らそうとするのは危険なのでやめましょう。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
この人生経験から得られる「学びや気付き」は以下の3つ。
- 塩分を摂り過ぎない。
- 貧血に注意する。
- 運動で体重を減らそうとしない。
「妊娠中の体重管理なんて無理だ。」
そう思っている方は、私の人生経験を参考にしてみてはいかがでしょうか?