
「早く妊娠したいけど、不妊治療を受けるタイミングっていつだろう?」
「不妊治療を受けるほどの年齢じゃないからまだ考えなくていい?」
「妊娠したいけど、私達は不妊治療を受けるまだ段階じゃないと思う・・・」
妊娠を希望しているものの、不妊治療はまだ必要ないのでは?と悩んでいる人が多いと思います。
実は私もかつては真剣に悩んでいました。
年齢的なものもありますが、最近では不妊についてよくニュースになっていることもあり、本当に妊娠できるのか心配だったのです。
予感は的中し不妊の検査をした結果、子供ができないかもしれない事を告げられ、不妊治療に踏み切った経験があります。
もしかしたら私は子供を授かることができないのかもしれない。
そんな悩みを抱えていた私ですが、無事妊娠することができ出産も終えて、今では毎日育児に励んでいます。
なぜ私が悩みから解放されたのか。
それは以下の3つのことを経験により学んだからです。
- 不妊治療を受けるタイミングは、結婚して1年
- 不妊検査のタイミングや治療を年齢で決めないこと
- 不妊検査・不妊治療の流れや期間を把握しておく
この3つです。
この3つをしっかりと抑えておけば、将来子供を持つことも可能になります。
結果的に、「妊娠できずに後から後悔してしまう」という悩みは、限りなく減らせることができます。
今回の記事は、
- 子供が欲しいけど、不妊検査や不妊治療を受けるタイミングを知りたい人
- 子供を授かれる体なのか気になる人
上記のような人に特に読んで欲しい内容です。
では、これから解決策となる3つのことを説明していきます。
Contents
不妊治療の前の不妊検査とは?
不妊治療を行う判断となる『不妊症の検査』について詳しく知らない方も多いと思います。
まずは不妊検査とはどんなものがあるのか詳しくご案内いたします。
不妊検査で何が分かるの?
不妊検査で行う項目はたくさんあり、1度に全ての検査を終えることはできません。
- 基礎体温
- 精液検査
- 頸管粘液検査
- フーナーテスト
- 子宮卵管造影検査
- 経腟超音波検査
これらは一般に6大基本検査といわれています。
それ以外にもさらに詳しく調べる検査もありますが、まずは6つの検査で異常がないのかを調べてからになります。
不妊治療を受けるタイミングは、結婚して1年
不妊症の検査について解説致しましたが、受けるタイミングで悩む方は多いと思います。
私もその1人でした。
受けるタイミングは、結婚して1年とは言われています。
不妊治療を受けるタイミングが、結婚して1年のワケ
不妊検査を受けて治療を始める目安は、
- 20代のカップルだと結婚して2年
- 30代前半のカップルだと結婚して1年
と病院では言われました。
それには理由がありまして、避妊せずに通常の夫婦生活を送っていれば、
- だいたい結婚して半年で7割
- 1年で9割
- 2年で10割
が妊娠するといわれているからなのです。
もちろん双方に異常もなく、タイミングが悪かったためにできなかった場合もあります。
しかし目安として、1年経っても妊娠に至らない場合は不妊の検査を受ける対象として考えた方がいいと思います。
不妊検査のタイミングや治療を年齢で決めないこと
高齢出産と言われるのは35歳からになります。
「高齢出産になるまでに妊娠しなかったら不妊検査を受けようかな・・・」と年齢で決めるのは非常に危険です。
妊娠出産は遅い方がいいなんてことは絶対にないので、年齢関係なく検査は受けるべきです。
不妊治療を受ける判断を年齢で決めない方がいい理由
不妊検査を受けた時の私の年齢は33歳でしたが、この時ですでに私の卵子は40代後半ほどの数しかないと言われてしまいました。
卵子が少ないと言うのは、子供ができるチャンスが少ないと言う事です。
卵子の数を調べる検査は「抗ミュラー管ホルモン検査」になります。
私が受けた「抗ミュラー管ホルモン」の検査で、卵子の数が40代後半でほとんどないと言われるのは、決して30代や40代前半ということはありません。
実は20代で言われることもあるのです。
卵子が少ないと言われた私は、医師からすぐに体外受精を考えた方がいいと言われ一気に本格的な不妊治療を受ける事になったのです。
結果、1回で妊娠することができ無事に元気な赤ちゃんを授かることができました。
年齢で勝手に大丈夫だと決めて、不妊検査を受けないでいたら赤ちゃんを授かれなかったかもしれません。
不妊検査の目安は結婚して1年ですが、30代になったら不妊検査を検討はしておいた方がいいと思います。
妊娠できるチャンスは毎日少しずつ無くなっている
卵子の数があれば100%妊娠できるわけではありません。
また妊娠したとしても出産ができるのかも決まっていません。
人間は妊娠できるチャンスが1ヶ月に1回。
1年で12回しかありません。
不妊検査の結果が出るのに1ヶ月かかり、そのほかの検査もしたらもっとかかります。
検査の結果治療してもすぐに授かれる保証もないし、遅くに妊娠するほどリスクも高まります。
確実に健康な赤ちゃんを産みたい場合、何事も早いに越したことはありません。
自分と赤ちゃんの為にも、早めに行動に移していきましょう!
不妊検査・不妊治療の流れや期間を把握しておく
周りの友人が妊娠した話を聞くと、自分も当たり前のように妊娠出産をするのだと思いますよね。
妊娠は奇跡であり、普通の人でも簡単にできるわけではありません。
不妊症かも?と悩む人のために不妊検査と不妊治療の流れをご紹介するとしていきます。
不妊の相談は必ず不妊検査のできる病院でした方がいい
私は生理周期が早いこと以外に、子宮筋腫があることや生理始まる頃に死ぬほどお腹が痛かったことがあったので「簡単に妊娠できる体ではない」と疑っていました。
不妊検査を受けるにしても、いきなり不妊治療専門の病院に行くことにためらってしまったので、ネットで『不妊の相談ができる病院』に行きました。
医師には妊活をしているけどなかなか妊娠に至らないことを伝えましたが、結婚年数と年齢を言うと鼻で笑われてしまいました。
不妊相談のできる病院はありますが、本格的な検査ができるわけではないので、結局診断は結婚年数と年齢を聞いて、超音波検査で排卵しているかくらいしかできません。
また、不妊の原因は男性側にある可能性もあります。
不妊の相談は基本女性のみになりがちなので、男性不妊は見落としやすくなります。
不妊治療のできる専門病院だと、男性の精子も細かく調べられるのでハッキリと妊娠できるのか知ることができます。
女性も男性も簡単に妊娠できると思わずに、検査は早めに専門病院で受けましょう。
不妊検査と不妊治療の流れや行う期間を解説
不妊治療の特集は女性誌やテレビのニュースなどで目にしたことがあると思います。
不妊治療には、
- タイミング法
- 排卵誘発
- 人工授精
- 体外受精
- 顕微受精
と5段階になっており、不妊検査の結果でどこから始めるのか・何をすべきなのかを決定致します。
不妊の検査の結果、何も問題ない場合はタイミング法から初めてそれぞれ半年を目処にステップアップしていきます。
私のように異常があれば一気に体外受精にステップアップすることもあります。
ただ、体外受精を希望する患者さんは年々増加傾向にあるので、すぐに体外受精をしたいと思っても予約制で待たなくてはいけない場合もあります。
治療をしてもすぐに妊娠できるとも限りません。
不妊検査や治療には流れがあるので、自分の年齢や将来設計も考えた上で早めに取り掛かることをお勧めいたします。
不妊治療の初診はなんて言えばいいの?
不妊治療を受けるのってちょっとドキドキしますよね!
私も何を言えばいいのかとても迷いました・・・。
基本的に不妊治療を受ける前の検査は、予約が必要になります。
予約の電話で聞かれることを答えれば問題ありません。
私が予約の電話で聞かれたのは
- 夫婦の年齢
- 結婚歴
- 過去の妊娠の有無
- 最後の生理はいつか
- 不妊検査を受けたことがあるか
- 病気の有無
だったと思います。
そして不妊検査当日に別室にて看護士さんに詳しく問診を受けました。
問診の看護士さんもとても優しい方で緊張することなく終えたのを覚えています。
不妊検査を受ける際に、聞かれたことを全てきちんと話すのも大事ですが、自分が気になっている事もしっかり話した方がいいと思います。
私で例えますと、「生理の期間が28日よりも早い」ということですね。
生理の期間が早いのは早期閉経になる人(卵子が少ない)の傾向だったりします。
他にも生理痛が酷いとか、気になることは積極的に話しておくと、不妊の原因を見つける近道になると思います。
まとめ
上記の3つのことを抑えておけば、無事妊娠できるのか、妊娠できる体なのかという悩みは、限りなく減らせると思います。
そのうちできるだろうと思わず、検査をして自分の体を知ることから始めましょう。
もっと不妊・妊娠について知りたい!と思った方は、漫画家の方が自身の不妊の体験を書いたコミックエッセイを読んでみることをお勧めします。
不妊ついてマンガで書かれており、非常に分かりやすくリアルに描かれています。
下記の本を読んでみると、不妊の実態やかかるお金についても知ることができ、如何に早く検査を受けるべきかを知ることができますよ。