
これは、初の交際相手がDV男性だったことが発覚し、悩みつつも別れを切り出した失恋経験を記事にしたものです。
- 手を上げる彼に悩んでいるけど、恥ずかしくて誰にも悩みを言えない。
- 彼が自分を大事にしてくれていない気がする。それでも好きで別れられない。
このように思っている人に、この記事を読んでいただきたいです。
特に、彼からの暴力に苦しんでいて、どうすればいいのかわからないと思っている人に非常に参考になると思います。
- 彼をわかってあげられるのは私だけ!は思い込み
- 自分を大事にしてくれていない相手だということを認識しよう
- 他人を変えることはできない。変えられるのは自分だけ
まずは私の人生経験から、お話ししていきたいと思います。
Contents
天国から地獄。痛すぎる初交際が終わるまでの経験談
私は社会人になるまでまともに付き合ったといえる人がおらず、両想いというのがまるで夢物語のように思っていました。
社会人になってからも女性ばかりの職場でしたので、積極的に行動しない私にいつまでも男性の影はありませんでした。
転職先で出会った少し気になるエリート社員
接客業の仕事をしていたのですが、事務系の会社に転職することになった私。
1年間の契約社員として勤務することになりました。
そこは男性と女性の割合が半々くらいの職場です。
その会社は社員同士とても仲が良く、人見知りな私も1か月ほどで仲良くなることができました。
そして特に仲の良い社員同士で、食事会をしたり、休日に遊びに行ったりするようになっていきます。
その仲間の中に一人なんとなくみんなと違う雰囲気がある、ある男性社員さんが目に留まるようになりました。
彼は際立った容姿で、私より二つ年下ながらクールで落ち着きがあり、仕事も出来て社内でも将来を約束されたような人です。
しかし、みんなと笑っていても一枚壁を作っているような、基本は一匹狼の雰囲気の人でした。
しかし、10か月ほどたったある時…とあるきっかけで彼と深く関わることになるのです。
一気に恋に落ち、初めての彼氏ができる
私はとある試験に受かるために勉強をしていたのですが、なんと彼が勉強をみてくれることになったのです。
仲の良い社員さん達との世間話から始まった話でした。
最初は彼が中心となって他の社員さんと一緒に勉強を見てもらっていたのですが、そのうち二人だけになるようになっていきました。
彼は最初の印象とは違い、とても親切に丁寧に教えてくれました。
試験は残念ながら落ちてしまいましたが、その時に彼が
と、二人だけでのお誘いをしてくれたのです。
そして当日は、今まで行ったことがないような素敵なお店で食事をし、彼の話はとても知的でユーモアに溢れ、どんどん興味をひかれていきます。
夢のような時間はあっという間に終わったあと…私は一気に恋に落ちたのです。
その後何回かのデートをし、その後交際をすることになりました。
わたしにとって初めての彼氏ができたのです。
背中に突然の衝撃…なんと彼から蹴りが入っていた!
その頃、私は完全に有頂天になっていました。
今、世界で一番幸せなのは私ではないかと、本気で思っていたと思います。
しかしある時、天国から地獄に落とされる時が来たのです。
彼とのデート中に、ふとした会話がありました。
「友達に同じ会社の人と付き合い始めたって言ったんだよ」と私が言うと…
ドカッ…!!
と、背中に大きな衝撃が。
私は一瞬頭が真っ白になりましたが、振り向いてから目を疑いました。
彼が私の背中に、蹴りを入れていたのです。
何が起こったのかわからなくて、頭が付いていきませんでした。
そして彼が一言、低い声で呟くのです。
彼が豹変した瞬間でした。
状況が理解できない私は、平謝りするしかありません。
そして気まずい空気の中、なんと彼は泣き始めたのです。
と涙ながら言う彼。
私は号泣する彼を見て
と思い始めていました。
私から別れを告げるも、最後まで嫌いにはなれなかった
その日を境に、彼は事あるごとで私に手を上げるようになっていきました。
理由は車から降りるのが遅かったことや、小銭を出すのが遅かった…など、ほとんどがほんの些細なことでした。
そんな小さなことでも、すぐに彼の怒りの導火線に火をつけてしまうのです。
人が見ていないところで怒鳴られたり、ぶたれたり、蹴られたり。一度だけでしたが首を絞められそうになったこともありました。
そして暴力を振るった後の彼は
「ごめん…。ついカッとなって。おれにはお前しかいないのに…。」
と泣きながら言うのです。
私はそのたびに、痛いのを我慢しながら
DV男と恋愛し、別れを選んだ経験から学べる3つのこと
- では前述した私の失恋経験から得た「学びや気づき」をお伝えしたいと思います。
- 彼をわかってあげられるのは私だけ!は思い込み
- 自分を大事にしてくれていない相手だと認識しよう
- 他人を変えることはできない。変えられるのは自分だけ
こちらです。
詳しく解説したいと思います。
彼をわかってあげられるのは私だけ!は思い込み
DVされた側によくある思い込みですね。
私の元彼もそうでしたが、恐怖を与えられた後になぜかDV側が泣き、「俺にはおまえしかいない!」というようなセリフを言うのです。
その心理的な落差から「私が悪いんだ…」という心理状態に陥ってしまうんですね。
そして暴力を振るわなければ、本当に優しかったりします。
という気持ちに拍車がかかった気がします。
それは極限状態の中で生まれた、ある意味洗脳されている状態です。
自分を大事にくれていない相手だということを認識しよう
きっと私が悪いから手を上げるんだ。
ずっと虐げられていると、ずっとこの精神状態になりがちです。
しかし暴力を与えてくるのはDV側の心の問題であって、決して被害者のせいではありません。
”優しい時が本来の彼”、そう思っていたら一度立ち止まってみてください。
自然にやっていることなのかもしれませんが、DV側は飴と鞭の使い方が非常に上手です。
優しく見える彼は、飴を見せているだけかもしれません。
本当の意味で自分を大事にしてくれているのか、よく考えてみましょう。
他人を変えることはできない。変えられるのは自分だけ
こんなに彼の事が好きだから、きっと私が変えてみせる!
DV被害者はよくも悪くも、この手の使命感を持ってしまいがちです。
しかし、相手は本当に自分を変えようとしているでしょうか?
変えようとしていないから、結局暴力を振るうのだと思います。
他人を変えることはできません。
変えることが出来るのは、自分の考え方と物の見方です。
その”使命感”はもしかすると、愛ではなく相手への情という執着ではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私の失恋経験から得られる「学びや気づき」は以下3つです。
- 彼をわかってあげられるのは私だけ!は思い込み
- 自分を大切にしてくれていない相手だと認識しよう
- 他人を変えることはできない。変えられるのは自分だけ
彼からの暴力に苦しんでいて、どうしたらいいかわからない方は、私の失恋経験を参考にしてみてはいかがでしょうか?