
「友達の前でノンケぶることに疲れる」
「ゲイバレが怖くて、ノンケ友達と距離を置いてしまう」
と、心のどこかで悩んでいる人はいませんか?
実は僕も、そのうちの一人でした。
自分がゲイと自覚してからは、友達にゲイバレないようにノンケとして振る舞う日々…。
本当の自分を偽ることに罪悪感を抱えていました。
そんな日々を送る中、ふとしたことをきっかけに友達にゲイ?と問われて、思い切ってカミングアウトした経験があります。
ノンケとして振る舞うことに疲れと罪悪感がある。
そんな悩みを抱えていた僕ですが、今では友人のおかげで悩みから解放され、ゲイをオープンにして生活を送ることが出来ています。
何故、僕が悩みから解放されたのか。
それは、以下3つのことを経験により学んだからです。
- カミングアウトする友人は選ぶべき
- ノンケ友達にカムアして得られるメリット
- ノンケ友達にカムアした時のリスク
この3つです。
この3つをしっかり抑えておけば、ノンケとして振る舞うことに疲れた貴方も、ノンケ友達にカミングアウトすべきか判断できるようになります。
結果的に、「ノンケと偽ることに疲れた」「カムアすべきか…」という悩みは、限りなく減らすことが出来ます。
今回の記事は、
- ノンケ友達にカミングアウトを考えている
- 友達にゲイを隠すことを苦痛に感じる
上記のような人には特に読んで欲しい内容です。
では、これから解決策となる3つのことを説明していきます。
この記事を書いた人

Contents
カミングアウトする友人は慎重に選ぶべき
友達にカミングアウトすれば、余計な気を使わないで済みます。
しかし、カミングアウトする友人を間違えると辛い現実が待っています。
勢いでカミングアウトする前に、まずはカムアする友人を慎重に選びましょう!
信頼できる友人にのみカミングアウトする
ゲイを隠して、ノンケ友達と過ごすことに限界を抱えている方も多いと思います。
苦しさが溜まっていくと感情に流され、勢いでカムアしがちになります。
実際に僕もそうでしたし、同じように悩んでいる方はいます。
やっぱり自分から「ちょっと聞いてくださいよ…」って言ったほうがいいのか?
正直自分でも話す範囲を迷ってる感じ…信頼出来る人なら話してもいいとは思うけど自分の思い過ごしという場合もあるしな。
カムアする人を選ぶぐらい慎重なのは確か。
でも、誰かには聞いて欲しいっていう葛藤…— ゆうた@ひろぽん (@bluedevil_0207) July 15, 2018
一旦、勢いで行動しそうな気持ちを抑えてください。
大事なのは、冷静になってカミングアウトする友人を慎重に選ぶことです。
- 辛い時にいつも側にいてくれる友人
- 付き合いが長く心から信用できる
上記を考えた時に、頭に浮かんだ友人にまずはカミングアウトすることがベストです。
自分が信頼を置いていれば、相手も同じように信頼している可能性が高く、カムアしても受け入れてもらえることが多いです。
ノンケ友達にカムアして得られるメリット
友人にカミングアウトを決意しても、不安要素ばかりが頭を過ぎると思います。
そして、カミングアウトすることが恐怖になり、二の足を踏みがちです。
カムアは確かにリスクがありますが、上手くいけば得られるメリットも大きいのです。
一人で抱え込まずに済み、友達と距離を縮められる
- ゲイと伝えて友人関係が壊れたら…
- 偏見を持っていたらどうしよう
気の合う友人が出来ても、ゲイを受け入れてもらえるかという恐怖が付きまといますよね。
そして、自然とノンケ友達と距離を置くことを覚えて孤独になりがちです。
しかし、カミングアウトをして受け入れられると、友人は心強い味方になってくれます。
- 困った時に相談に乗ってくれる
- ゲイを理解しようと歩み寄ってくれる
友人と話すきっかけが自然と増えていきます。
そして、自分を曝け出せるようになることで、余所余所しかった距離感を縮めるきっかけにも繋がります。
ノンケ友達にカムアした時のリスク
ノンケ友達にカムアして、受け入れてもらえると心強いですよね。
しかし皆が皆ゲイを理解してくれる訳ではありません。
ノンケ友達にカミングアウトする時は、大きなリスクを伴うことも知っておかなければなりません。
嫌悪感を示されることもある
「ゲイとか無理」
「正直気持ち悪い」
友達と思っていても心無い一言を言われることもあります。
実際にSNSでも嫌悪感を示している書き込みは多いです。
「LGBTというかゲイが気持ち悪い」と書いてる記事を見かけてしまい複雑な気持ちになってる。レズは企画ものっぽくて興奮するからまぁOK、男のゲイは気持ち悪くて吐き気がするからNG。差別意識はないとのことだった。差別とは… pic.twitter.com/SIDrrY5Faj
— Y (@meowmeowcatland) November 22, 2019
友達として信頼を置いていたから勇気を振り絞ってカムアしても、平然と縁を切られることもあります。
縁を切られても、心無い一言をかけられても大丈夫な「覚悟」と「逃げ道」は用意しておく必要があります。
まとめ
上記3つのことを抑えておけば、「ノンケを偽ることに疲れた」「カムアすべきか…」という悩みは減らせると思います。
今一度、数人の友人から誰にカミングアウトすべきかを考えてみてください。
特に、苦しさのあまりすぐにカミングアウトしたいと思っている方は、一度冷静になってカムアする友人を選ぶことをおすすめします。
僕自身、信頼関係が構築できていない職場で勢いでカムアして、不快な想いをした経験があります。
下記の本なども参考に、カミングアウトする友人の選び方やタイミングを学んでみると、気持ちを落ち着かせながら方向性を考えられると思いますよ。